マイ長泉ライフ

　大量出版の本に慣れているとちょっとびっくりですよね一冊一冊手づくりの絵本、ハンドメイド、工芸品、芸術品、そのもの、本として読むのがもったいなく感じるほどなんですがそれらが生まれいづる社会の気配までもが立ち上がって感じられて。
　大昔の話じゃない、１９９４年、インドで設立された小さな出版社です。
　一冊が完成するまでの映像が見られるのですけれど、熟練者の手慣れた作業が、もはや単純作業とはいえない手さばきで見とれてしまい。
　テーマも作風もいろいろ、民俗的、幻想的な物語であったり現代のグローバル、社会問題であったり多様性の豊かさ鷹揚さ手厳しさ、色彩の鮮やかさ深さはものの見方の細やかさのあらわれでもあるような。
　おおらかでのびのびなクリエイティブ満載の社会にあこがれ。インドのパワーの凄みといったら。

世界を変える美しい本　インド・タラブックスの挑戦

ベルナール・ビュフェ美術館

クレマチスの丘